@沈没国ツバルから脱出せよ!
ツバル諸島とは、南太平洋に浮かぶサンゴ礁の国だ。人口約1万1千人、9つの島からなるツバル諸島の面積は計26平方キロメートルである。最も高い場所でも、わずか海抜(水面から)4mほどしかない。
高潮になると、海水が島の内部まできて、家が並ぶ海岸部が浸食され、地下水の塩水化が生活と農業に打撃を与えているのだ。
ツバル政府の危機感は強く、大量移民を本気で考えているようだ。
90年代はじめから、ニュージーランドとオーストラリアに移民を考えていたが、相手にしてもらえなかったようだ。
しかし、昨年2月、当時のイオナタナ首相がニュージーランド政府に「今後10年間で1500人の移民を」という文書で申し入れたところ、いい答えが返ってきた!
地球温暖化(海面上昇)の問題としてではなく、既存の近隣諸国からの移民受け入れを検討することを約束した。
まだ、具体的には何も決まってはいないが、ツバル環境省高官のラウペパ氏は「前向きな姿勢に感謝している」と喜んだようだ。
「海面上昇は心配で、数十年後に我が国がどんな状態になっているかわからない。
島からの離脱は、住民一人ひとりの判断になるが、準備をしておくのが政府の役割だ」(ラウペパ氏談)
引き続き、オーストラリアにも移民を申し出るそうだ。
Aツバル沈没のA級戦犯は、アメリカと中国か?
地球温暖化の影響で、世界で初めて消滅すると危惧されているのが、この南太平洋の島、ツバルだ。2月下旬の大潮で、島は史上最大の浸水に襲われてしまった。首都ではいたるところから海水が噴き出し、多くの家が床上浸水したようだ。国が沈むという危機に直面するツバルは、最大の温暖化ガス排出国、アメリカを強く非難し続けてきたのだった。
そのアメリカは、温暖化ガスを規制する京都議定書から脱退しながらも、ガスを排出する権利を売買し、巨額の富を手にしているのだ。ニューヨークのある巨大ブローカーは、650億円の資金をもとに、世界中の温暖化ガスを出す権利を買いあさり、EUや日本の企業に売りつけているそうだ。
一方、中国屈指の大工場地帯・重慶では、発展を求めて、温暖化ガスが次々と排出されているという。労働者たちは、温暖化防止よりも豊かさを求めて権利を主張している。
地球温暖化の被害に直面するツバル。豊かさを求めガスの排出をやめない中国。そして「儲け」という市場原理がなければ、地球温暖化は阻止できないと主張するアメリカ合衆国。
どちらにせよ、ツバル国の沈没は、もはや時間の問題となっているのだろう。。

