中国当局は、エイズの拡散を防止する対策の一環として、すべてのホテルやリゾート施設、公共シャワーにコンドームを常備するよう命じたことが明らかになった。7月27日、『新京報』が報じたようだ。これは商務省および保健省が発令したもので、こうした施設には更に、エイズ予防のパンフレットを置くことも義務付けているそうだ。
当局は今年3月、好景気に沸く東部・浙江省にあるホテルやバーに対し、コンドームを常備していない施設には罰金を科すという異例の措置をとったという。今回の規制は、これに続くものだ。
中国は当初エイズについては、同性愛や売春、ドラッグなど、欧米の退廃的な問題によって引き起こされた病気だと非難していたのだ。伝統的に、こうした問題は共産主義の中国には存在しないものだとされていた。
問題の深刻さに気づくのが遅かった中国では現在、一般市民にまでエイズ感染が拡大しつつある、と専門家は警告しているようだ。
また専門家によると、「中国では性教育が十分に行われておらず、またセックスについて話をすることを嫌う風潮があることが、依然エイズとの闘いの障害となっている」と指摘しているそうだ。

