2場所出場停止などの処分を受けた横綱朝青龍が8月5日、都内の自宅で精神科医の診断を受け、「神経衰弱および抑鬱(よくうつ)状態」と診断されたようだ。医師は「2、3日中に鬱病まで進行する恐れがあり、本人にとって最良の環境で療養した方がいい」として、朝青龍が望むモンゴル帰国を勧めていた午前11時40分から1時間40分に渡って横綱を診断した本田昌毅医師は「鬱病の一歩手前で、一刻も早く療養すべきだ」と指摘した。
朝青龍の様子については「不眠、食欲不振、意欲減退。体重も落ち、表情も暗い。自分の考えがまとまらず、会話の受け答えのスピードも遅い」などと話していた。
朝青龍は「復帰したい」と現役続行に意欲をみせながらも、「モンゴルに帰りたい。話は心身とも健康になってからしたい」ともらしているという。
本田医師も「会見を開くのは全身骨折の患者に歩けというようなものだ。本人が言いたいことを正確に伝えられる状態ではない」との考えを示した。
東京・両国国技館で診断書を受け取った、師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「モンゴルに帰せばいいというものではない。ある程度の辛抱、我慢は必要」と帰国には否定的のようだ。
ただ、「限界であれば話は別」とも話し、8月6日に朝青龍を訪問し、状態を把握してから今後の方針を決めるという。

